“ガラガラガラーン” 教室の中から、何かが蹴られる音がした。 俺は急いで教室に入った。 「“めぐみ”君だってさ。 さとしよりもそっちの方が 似合ってるよ。」 「めーぐーみ君。」 「めーぐーみー…」 「俺は“さとし”だっ!」 「「アハハハハッ」」 俺はてっきり緊迫したムードが漂っているかと思ったら、和やかな和気あいあいとした雰囲気だった。 俺は拍子抜けした。 「で、君たちに誓約書 書いて欲しいんだけど。」 安藤さんは荒木の前に立ち寄って、誓約書を目の前に出す。