鳥籠の中の少女

「でも、必要な事だから」



それでも、愛璃は続ける、真剣な瞳で。



「緋結の事を身近で解ってくれる人が必要だったから。緋結の悲しみはあたしだけじゃ、支えきれない。それが分かってるから、2人に話した。話した理由は解ってくれるって確信があったから」



「解ってくれなかったかもしれないわよ」



「それは無い」



即答した愛璃の瞳は真剣。



「何で言い切れるの?」



「2人だけは緋結のこと気にかけてたから。緋結は周りを見ようとしなかったから、知らなかっただろうけど、2人はこう言った。緋結は悲しい瞳をしてるって。」



私は目を見開く。



こんな、誰とも関わらない私の事を見ていた人がいただなんて.......



「どうしてだろう?って、力になりたいって言ってくれたから」



愛璃は今にも泣きそうな顔で説明する。



どうして、そんな事を思うの?



私には分からない。分からない。