鳥籠の中の少女

自分の世界に閉じこもって、勝手に1人だと思って、自ら、自分のという人間を捨てた事に気付かなかった。



「それとね、千里、この事知ってたのは分かるよね?」



「ええ、この事件は世間を騒がせたもの。私の家に電話も掛かってきたわ。でも、とても出られる気じゃなくて、最初の1回しか出られなかった」



「緋結を笑顔にしてあげる。この約束は知らなかったけど、緋結が壊れてたのは知ってたんだよ」



そんなっ.......



最初の電話の時も私は泣いてたのが分からないように笑って会話してたのに......



「緋結が言った、その1回で、おかしいって思ったんだって。嫌な予感がするって.....それは見事に的中。千里が心配してたから、現状を教えてた」



「そう」



「ずっと、心配してたよ。ずっと.........最後まで.......」



私は目を見開いた。



「まさか.......」



「そのまさか。千里は死んだ」



私は再び、涙を流した。



千里がっ!?



千里が死んだって言うの!?



私何も知らなかったのよ?



「最後に言った言葉......それは.......」



私は息を呑む。