鳥籠の中の少女

「何って、この結乃って奴に死ねって言ってんだよ」



「へー、開き直るのね。じゃあ、他の人達にばれちゃってもいいんだ?」



「このクラスの奴以外にも知ってる奴はいるぜ?ばれるも何もみんな面白がる」



その言葉に私はニヤリと笑った。



「それって、ばれてもいいって事よね?」



「ああ、お好きにどうぞ」



男子は余裕の笑みを浮かべる。



「その言葉、後で後悔することね。行こ?愛璃、千里」



「「えっ!?」」



驚いてる2人を余所に私はある場所へ走った。



「ちょっと、緋結!何処に行くの?」



「そうだよ。あれじゃ、ちさ達も虐められるよ」



「大丈夫よ」



私は2人に向かって笑った。