鳥籠の中の少女

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「お前、死ねよ」



「そうだ!消えろ!」



「気持ち悪い!こっち見ないで」



向こうから罵声が聞こえる?何だろう?言ってみよう。



「愛璃!千里!罵声が聞こえるわ。行ってみるわよ」



「ちょ、ちょっと何?」



「ちさまで行かないといけないの?」



私は愛璃の手首を左手で、千里の手首を右手で持って、声のする方に引っ張りながら行った。




声のした、教室を覗いてみると、1人の女の子が水を被って、びしょ濡れになっていた。



「ちょっと、何してんのよ!?」



私は其処へ、ズカズカと踏み込んだ。



愛璃と千里を引っ張られながら、教室に入る。



「お、お前誰だよ?」



私の凄い剣幕に、1人の男子が少し怯みながらも威勢よく言う。



「何、質問してんのよ!今は私が質問してるの!何してるの!?」



その男子は、『うっ』と顔を歪めた。



でも、直ぐに先程と同じ顔になって、笑う。