鳥籠の中の少女

私は心の中で驚いた。



あの事件から、私という人間は壊れて壊れて、崩壊した。



そんな私を見て、仲の良かった友達は皆、去っていった。



「3年になって、クラス離れたら、緋結に何も言えなかった。励ませなかった。憎んだ事に謝りもしなかった」



「そうね。千里は隣町へ。愛璃も瑛梨も結乃もいなくなったものね。でも、私は別に何とも思ってないわ」



「それでもダメなの。あたし達は緋結に助けて貰った」



「何を助けたって言うの?私は何もしてないわよ」



私は何の事か分からず、首を傾げた。



そんな私を見て、愛璃は一瞬驚いて、泣きそうな顔で笑った。



「まず、結乃は虐められてた。その光景を見た緋結は男子に脅したでしょ?」



その言葉に、すぅーっと過去の思い出が見えてくる。