鳥籠の中の少女

ナイフが突き刺さる音がした。



私は刺されたんだと思った。



でも、刺された痛みが無い。



その代り、私に覆いかぶさるように包む暖かな温もりがあった。



その主が誰か直ぐに分かった。



「....ゆ....い.....と.....?」



「大...丈夫....か...?...ひ...ゆ....」



覆いかぶさるように抱きしめられてるから、唯人がどうなってるかなんて分からなかった。



でも、その辛そうな声からして、状況は掴めた。

















私を庇って、唯人が刺されたんだと.......