鳥籠の中の少女

見つからない。



見つからない。



見つからない。



どうしよう、このままじゃ...



私の脳裏に最悪の光景が過ぎる。



「唯人、生きてるよね?」



泣きそうになりながら呟いた時....



「....緋結....」



微かに私の名を呼ぶ唯人の声が聞こえる。



声のした方を見てみると、唯人は左腕を右手で抑えて座り込んでいた。



抑えている部分からはダラダラと、小さな滝の様に止めどなく血が流れている。



「唯人!!」



唯人の名を呼び、駆け寄ろうとしたその時だった。



「うおおぉおおぉおおおぉ!!!」



ナイフを持った男が私に襲いかかってきた。



--グサッ