鳥籠の中の少女

暫くして、唯人は歩みを止めた。



「此処に入ろう」



立ち止まった、目の前にある建物。



それはさっきのアクセサリーの店とは正反対の店。



黒一色で統一された外観に白字で書かれた店の名前。



ショーウィンドウの中に飾られてるのはメンズの服。



此処はメンズの服の店らしい。



「何か買いたい服があるの?」



「否、ちょっと見てみたいなって思っただけ」



「何それ」



「いいから入るぞ」



無理矢理、腕を引っ張られながら、自動ドアが開き、中に入った。



中に入って、店員さんに何かを聞いた唯人は、黙々と歩く。



何処かを目指して、歩いてるらしい。



暫くして、やっと、立ち止まった。



「これが欲しかったんだよな」



そう言いながら、持つ服は、髑髏マークの入ったTシャツだった。



「結局、買いたかったんじゃない」



「まあ、そう言う事になる。だけど、ショーウィンドウに飾ってあったの見たからだぜ?こんな感じのTシャツ探してたんだよ」



「そう。じゃ、早くレジに行って会計済ませましょ?」



「ああ、そうだな」



私と唯人はレジに行き、会計を済ませ、店を出た。