鳥籠の中の少女

「人多いな」



「そうね。こんな天気のいい日だし、仕方ないんじゃない?」



「そうだな」



他愛も無い話をしながら、歩いてると、アクセサリーショップに着いた。



其処は白を基調とした、洋風なデザインのお店だった。



外に出てる看板には『Cherry』と書かれていた。



「此処よ」



「凄い店だな」



唯人は若干引き気味だったけど、構わず中に入った。



「「いらっしゃいませ」」



店員さんの元気な声が店内に響く。



私は中に入ってすぐの所にあった、ペアリングなどがある飾り棚へ行った。



「わぁー。可愛い」



其処にはペアリング、ペアネックレスなど色々あった。



アクセサリー達は我が1番綺麗と言わんばかりにキラキラ光っている。



その中から一つ取ったリング。



そのリングはシンプルなデザインで真ん中にピンクの色のビーズが光る、シルバーのリング。


そのペアのリングは真ん中のビーズが青色だった。