鳥籠の中の少女

「ヴォエ」



1人目は拳を振り上げて、顔を殴ろうとしたけど、かわされ、鳩尾に拳を入れられる。



そして、倒れた。



「ヴグッ」



2人目は横腹に蹴りを入れようとするも、片手で止められ、股間に蹴りを一撃受け、倒れた。



「フガッ」



3人目は体当たりをするように向かってくるも、顔面に蹴りを入れられ撃墜。



あとはリーダーのみとなった。



「どうする?こいつらこんな事なってるけど、リーダーさん戦う?それとも戦意喪失で逃げる?」



唯人はリーダーと思われる男の顔を見て、楽しそうに笑う。



「逃げますーーー!!」



そう言って、リーダーと思われる男は1人で逃げて行った。



「だっせー」



唯人は男の反応が余程楽しかったのか、まだ笑ってる。



「下品な男達だったわ」



私は手で男達に触られた肩や腕を掃う。



「緋結は可愛いんだから変な奴に絡まれやすいんだ。気を付けろよ」



もう、サラッと恥ずかしい事言うんだから。



そんな事言う、唯人だってカッコいいじゃない。



さっきから女の子達の熱い視線感じないの?