鳥籠の中の少女

知っている人の声が聞こえる。



「「「ああぁあ!?」」」



男達が声を揃えて威嚇しながら後ろを振り向く。



それに続き、私も振り返ると唯人がいた。



そう言う事か。



私が何でこんなに冷静でいられたのかが分かった。



それは唯人が絶対助けにきてくれるって分かってたからだね。



「ははっ!馬鹿って認識してるんだ」



唯人は男達を嘲笑う。



それを見て、男たちの怒りを買ったようだ。



「お前、ふざけんじゃねーぞ!やっちまえ!!」



男達のリーダーと思われる男の声と共に男達は唯人に襲いかかる。



でも、唯人は簡単にかわしていく。