鳥籠の中の少女

「メリットなんて無いけど.......あ、そうだ。アウトレットパーク行かない?4人で。それなら、緋結も楽しめるからいいでしょ?」



「楼大の為に気を使わないといけないんでしょ?」



「気は使わなくていいよ」



緋結は黙り込む。そして、俺をじっと見据える。



「分かったわ。私はあくまでも愛璃との買い物を楽しむだけ。それだけだからね」



「ありがとう!」



俺が笑顔で言うと、緋結も僅かに笑ってくれた。



「楼大、緋結にお礼言わないと」



「あ、ああ。ありがとう」



楼大は放心状態みたいで、気の抜けたお礼しか言わない。



でも、緋結は嬉しくて放心状態になってるのだと気付いているみたいで、何も言わなかった。



「じゃ、私は戻るから。詳細は4人で話せる時にね」



そう言って、緋結は去って行った。



「良かったね」



「ああ、まさか、銀木がいいって言ってくれるとは思わなかった。銀木良い奴だな」



「勿論、緋結は俺の好きな人だもん」



俺のその言葉を聞いて、楼大は呆れ顔で言った。



「お前、恥ずかしげもなく、よく言えるよな。俺もそれくらいの度胸ほしいわ」



「えへへっ、良いでしょ!?」