鳥籠の中の少女

「でも、アタシは話し終わったから、次は沙良」



花音ちゃんは、隣にいる、沙良ちゃんを見る。



「じゃあ、話すね」



沙良ちゃんは微笑んで、その後、直ぐに、フッと真剣な顔になった。



「沙良は小中と虐められてたの」



みんな誰も驚かない。



愛璃と花音ちゃんは知ってるのだろう。



私が驚かないのは、なんとなく想像ついてたから。



「理由は?」



「ちょっと、可愛いからって調子乗ってるぅって、自己チューな理由だよぅ」



花音ちゃんが嘲笑う。



「これを聞いたのは花音だよ。沙良には『ブスが調子のんな!』とか『ブスで馬鹿で最低!』だとか言ってた」



「でも、言ってる奴らの方が、馬鹿でブスだったよぉ。自分で気付かないとか正真正銘の馬鹿ぁ!」



「馬鹿じゃない。沙良ちゃんを其処まで追いつめた人達が悪い。沙良ちゃんの人格を壊すまで、虐めた人達が悪い」



自然と言葉にしていた。



その私の言葉に、沙良ちゃんは私を見て、目を見開く。



でも、我に返って、勢いで叫んできた。