鳥籠の中の少女

空の好きだった唯人だけど、太陽みたいな存在だったもの。



私は太陽に照らされて、キラキラ光る海。



今の私には太陽が無いから輝きが無いの。雲が何もかもを覆い尽くす。



黙々と歩いて、とうとう屋上への階段。階段を早足で駆け上がって、屋上への扉を思いっきり、開けた。



--ブワッ



風が中に入ってきて、私の髪を靡かせる。



気持ちいい。



やっぱり、屋上は好きだ。



唯人の好きだった、空が見れて、太陽だった、唯人を思い出せる太陽がある。



屋上に出て、フェンスの方に歩いて行き、寄りかかる。



「さあ、始めましょ」



"みんなの悲しい過去の話を"



其処は敢えて言わなかった。



言わなくても分かるだろうから。



屋上に出てきた、3人は目を見開き、驚く。



でも、直ぐに口角だけ上げて笑った。



「アタシ達の暗い過去を話す事が分かったんだねぇ」



ほら、やっぱり。