鳥籠の中の少女

「沙良ちゃんと花音ちゃんはどうして、私の事を心配してたの?」



「簡単だよぉ。友達になりたかったから」



「沙良も同じ」



2人は私を迎え入れてくれるように笑う。



でも、私はそれに応えられなくて、冷たく言い放つ。



「それだけ?」



「それだけだよぉ?他にどんな理由があるのぉ?」



「だって、友達になりたいって、他にもクラスメイトいるでしょ?」



分からない。



分からない。



分からない。



「それでもだよ。沙良は緋結ちゃんと友達になりたかった」



その言葉に固まった私に、グッと花音ちゃんが寄って来る。



そして、肩に手を置いて私の瞳をじっと見ながら口を開いた。



「その瞳......」



その瞳?



何?



どういう意味?