メガネ君のヒミツ。

「話がっ…ある、の」




上手く言葉が出てこない。




なんて伝えたらいいんだろう。




上手に伝えるのはどうすればいいんだろう。




「……」




涼の瞳をまっすぐに見つめる。




上手く言えなくていい。




伝えたい気持ちは、ただひとつだから。




「涼が好き」




その気持ち…だけ。




涼は特に驚きもしなかった。




もしかして…気付かれてたとか?




それで迷惑に思って…あたしから離れたの…?




返事を聞くことが、怖い。




でも、ちゃんと受け止めなきゃ。