「そろそろ戻るか。」 「……」 離れて行く温もりに、寂しさを感じる。 ずっと…、抱きしめててほしかった。 「ん、どうした?」 固まったあたしを、不思議そうに涼は見てる。 あたし…熱でもあるのかな。 だって、おかしいよ。 「光?」 「あっ…うん」 慌てて教室に戻ったけれど。 頭の中は、涼でいっぱいで。 授業なんて、全く耳に入ってこなかった。