「な、何よ」 目が泳いでるのが、自分でも分かる。 「何でそんなに焦ってんの?」 返事に困ってしまった。 え、えーと……。 「べ、べつに?」 ここはしらばっくれるのが1番!! いや、バレてるんだけど。 でも、仕方ないじゃん。 顔見ただけで、心臓が…!! だから話すなんて、どうにかなりそう…。 俯くあたしを、涼が冷たい瞳で見下ろしてるなんて、誰も気付かない。