「絶対、落としてやるから」




ニヤリと笑って、涼はそう言った。




「意味分かんない!!」




分かるように説明してよ!!




「んじゃ、また明日~」




手をひらひらと振りながら、涼は帰って行く。




あたしは1人、その場に固まっていた。




い、一体…どーいうことだろう…。




何に覚悟しておけばいいの?




何を落とすの?




ぜんっぜん理解出来ないんだけど…。




理解出来ないはずなのに…。




何となく、身の危険を感じるのは…気のせい?