「勘弁してよ~!」


先生に文句を吐きながら高宮は、申し訳なさそうに小声でごめんと謝ってきた。



でも私は別に掃除がイヤだって思わなくて・・・大丈夫!と笑顔で答えた。




なんでかな・・・?




高宮と一緒だから、嫌じゃないのかな?





筆談をやめておとなしく授業を聞いてるフリをしつつ、そんな事を考えていた。



高宮の方をちらっと見ると、黒板の内容を必死に書き写していた。



やばっ!私も写さなきゃ。