転がってきた方を辿って見ると、シャーペンは高宮の方から転がってきたようだ。 「・・・・?」 訳が分からず困惑した表情で高宮を見つめてると…、高宮はこっちを向いて優しく微笑んだ。 あっ、貸してくれたんだ…! っていうか忘れて困っているのに気付いてくれたんだ… その笑顔と気遣いにちょっとドキッとしてしまった。