「ただいま~!キチさん私ね、ホストの人と…
亮…」



リビングに笑顔で入ると組員の人達が正座をして、真ん中に亮が立った状態だった。



「どこに行っていた。」


亮が少し怒りながら聞いてきた。


「セレナさん…すみません!」


キチさんの一言で組員達が一気に頭を下げた。


「…何でこんなことするの?」


この人達は悪くない…

「当たり前だ。セレナを一人で歩かせるんだからな。」



私が勝手にしただけ…

「亮が悪いんじゃん…。」


「はっ?」


「ピンクの店に入って行ったよね?

私…悲しかった。」


「違う!あれは…」


「信じてた…。
なのに…キチさん達にもこんなことするなんて…」


「セレナ…。」