「…いつまで抱き合ってんだ?」 そんな私達の友情の証に冷たい一言を放った奴がいた。 「もう!亮!」 そう。 紛れもなく私の愛しい人。 「…中津。」 私の言葉を軽くスルーした亮が言った。 「失礼します。」 「あぁ…」 中津さんと春はすぐに部屋を出ていった。 ギュッ 途端、後ろから亮が私を抱きしめた。 私が突然のことで驚いていると… 「…ムカつくんだ…」 私の耳元で亮が呟いた。