「「キャー!」」



「…うるせぇ」


「若頭、まあまあ落ち着いてください。」





私は念願の旅行に来ていた。

もちろん、春と中津さんも一緒に。




「嬉しい!春、着替えよ!」


「うん!」



今はプールに来ている。

季節は秋。
海はさすがに無理だった。




「…じゃあ、亮達も着替えて来てね!」



そう言って、私達はルンルン気分で更衣室に向かった…。






私達が更衣室にはいると…



ガシッ!



突然、腕を掴まれた。


「「キャッ。」」



それは春も同じようで二人の声が重なった。


恐る恐る顔をあげると…


「…可愛いじゃん」



ヤンキー風の男の人が二人いた。


一人は私。
もう一人は春の腕を掴んでいた。