その瞬間大きな腕に包まれた。 歌にあわせて足でステップを取りながら踊る。 私は、ただ直に身を任せているだけだった。 それにしても腕から伝わるあったかい熱とシトラスの香りで頭どうかしそう。 くらくらするよ・・・。 早く終わってほしい。 でも、直の顔を見ると、 ドキン・・・ いつもよりまっすぐした瞳で私を見てきた。 なんで、何でそんなにかっこいいの・・・?