未瑠SIDE


ドキン------


さっきからどうしたんだろう。


胸の鼓動が早い気がする。




「そうなのか!じゃあそれにすっか!」

・・・もう。


反則じゃないですか。

黒いやわらかい髪をさらっと揺らして笑った。


こ、これは。

もてますね・・・。



その間、私はずっとどきどき。


で、でも。


好き・・とかないんだからね!!


ただ、あまりにもきれいに笑う笑顔に心がざわめくだけ。