「最近、屋上来ねぇな」 「え、あ…うん」 屋上から戻ってきた瀬野くんに話し掛けられ、ドッキーンと心臓が跳ねる。 「何で?」 「え…、あの」 どうしよう、何て言えばいいのかな。 動揺と緊張で頭が働かない。 なかな言葉を発さない私を不思議そうに見つめる瀬野くん。 ダメだ! そんなに見つめられたらドキドキしちゃう! 「ゆず?どうした?」 「…あ、う…いや」 顔を近づけ、耳を傾ける瀬野くん。 いつもと同じように耳を傾けてくれているだけなのに、何故か体中が熱くなる。