爽やかな風が吹き抜ける電車のホーム。 毎朝、通学で乗る電車で私はある人物を発見した。 「…ユキくん?」 満員電車の中、涼しい顔をして寝ている。 いつも乗ってたっけ? そう思いながら見つめていると、次の駅で乗り換えが多いのか、沢山の人が降りて行った。 そっとユキくんの前に立ち寝顔を見つめる。 キレイな顔立ちだな…。 ガクッと首がなったと同時にユキくんは目を覚ました。