「あ、こいつはタケ。で、あいつがユキ」 関係を尋ねて来た男の子がタケ、キレイな顔立ちの男の子がユキだと指差して教えてくれた。 「ノブは知ってるよな?」 「う、うん」 「まぁ、こんな感じ。見た目ガラ悪ぃけど、びびんなくても大丈夫だから」 「…う、うん」 瀬野くんに三和くん、タケくんにユキくん。 たまたま来た屋上で思いもしなかった出会いが待っていた。