やっと、やっとこの日がきました。

何度この物語が完結する日を夢みたでしょう。

私はこの物語を書く中で、何度もカナンの想いに触れました。

カナンの愛する想いが胸の中に溢れてきて、書くことを止められず、夜通し書いたこともありました。

でも、完結が近づくにつれ、「永遠」の重さに自分の筆が追いつかず、悩み、苦しみ、何度かこの物語の完結を諦めようとしたことがありました。

私の中にいてくれたカナンの想いが、いつのまにかどこかへ行ってしまい、書けないことに苛立ち、ただ、誰かに納得してもらえるようなラストにしなければ、と焦っているだけでした。

でも、そんな私の気持ちを、奮い立たせてくれたのは、ファン第一号と言ってくれた大切なお友達のメッセージでした。

私は、「月夜の天使」を愛してくれた彼女に、この場を借りて感謝を申し上げます。

彼女のお陰で、自分自身、とても納得のできるラストを書き上げることができました。

ありがとう。

処女作をこれだけ満足感をもって書き上げられたことに、感謝しています。

つたない文章ではありますが、カナンを通して、私のありったけの想い、願いがこの小説には詰まっています。

最後に、こんな幼い処女作を読んでくれた読者の皆様、支えてくださったお友達の皆様、本当にありがとうございました。

カナンの「永遠」が、皆様の心のどこか片隅にでも、どうか残りますように・・・。




      月夜の天使たちに、愛を込めて。


2008年1月31日 PM9:40  完結にて

※番外編「茜色の天使」~美織のその後が読めます。ちょっぴり加奈と十夜も登場しちゃいます♪

※番外編「闇の天使」~月野いずみの過去の恋愛を綴っています。孤児院での夏祭りの夜の真相が語られます。

※続編「蒼幻の天使」~加奈の娘、美月を主人公として新章をスタートさせました。月夜に登場しているあのキャラも登場するかも!?