月夜の天使

「加奈・・・覚醒したのか・・・」

「十夜、私の鍵をあなたに預ける。だから、十夜の鍵も私に預けて。私たち3人は、離れちゃいけないの」

月の神様。

カナンの愛が残酷なら、あなたはもっと残酷ね。

あなたは私たちが月から落ちたその時から、そんな宿命を定められた。

『永遠』はあなたが与えた奇跡のような罰。

なぜ、月を捨てたのか・・・・。

あなたはそう言いたかったのでしょう?

月が私を呼ぶ声が聴こえる。

『カナン、汝の愛は永遠なり』

そう、私は月の神子。

永遠に月を愛する月の落とし子。

あなたから離れることはできない・・・!!