「カナン、リオンとトオヤと幸せに・・・」
そう言ったミズキの顔が苦しそうに歪み、ミズキはそのまま砂浜に倒れこむ。
「ミズキ!」
うつ伏せに倒れたミズキの胸の下付近から血が流れだし砂浜を赤く染めていく。
トオヤがミズキを抱き起こしミズキの傷を抑える。
ミズキは苦しそうなうめき声を出し、その手から何かがこぼれ落ちる。
「カナン、これ月見草の種だ」
トオヤが種をカナンに渡す。
種・・・。
ツ・キ・ミ・ソ・ウ。
・・・・・・・月見草!!!
カナンの頭の中にあの日の光景が甦る。
ああ、そうだ。
『愛せない』
あの時から私は記憶を失った。
思い出した!!
ここにいるのは、ここに倒れているのは
私の・・・・私の愛する人!!!
そう言ったミズキの顔が苦しそうに歪み、ミズキはそのまま砂浜に倒れこむ。
「ミズキ!」
うつ伏せに倒れたミズキの胸の下付近から血が流れだし砂浜を赤く染めていく。
トオヤがミズキを抱き起こしミズキの傷を抑える。
ミズキは苦しそうなうめき声を出し、その手から何かがこぼれ落ちる。
「カナン、これ月見草の種だ」
トオヤが種をカナンに渡す。
種・・・。
ツ・キ・ミ・ソ・ウ。
・・・・・・・月見草!!!
カナンの頭の中にあの日の光景が甦る。
ああ、そうだ。
『愛せない』
あの時から私は記憶を失った。
思い出した!!
ここにいるのは、ここに倒れているのは
私の・・・・私の愛する人!!!


