優しく絡まる視線。 優人さんは頬を撫でる手を止め、髪を優しく撫で始めた。 「……乃愛」 優人さんは低く、あたしの名前を呼ぶと唇を近付けてきた。 あたしはゆっくり目を閉じる。 「……ん…」 そっと重なった唇。 優人さんは何度も角度を変え、キスをする。 あたしも答えるように舌を絡める。 お互いを貪り合うように口付けて、 お互いの存在を確かめ合う。 「はぁ……」 唇が離れ、見つめ合う。 優人さんはフッと微笑むと、あたしを優しく抱き締めた。