優人さんはTVを見つめたまま。 TVの光に照らされた優人さんの横顔を見つめているだけで…心臓がドキドキする。 「ん?どうした?」 優人さんはあたしの視線に気付いたらしく、優しい笑顔を向けてきた。 あ、この表情も好き…。 「ううん、なんでもない…」 あたしは優人さんの肩にちょこんと頭を乗せた。 すると優人さんはクスッと笑い、あたしの肩を抱いた。 今、この瞬間が一番落ち着く…。 あたしは顔を上げ、優人さんに微笑んだ。 優人さんは優しく微笑みながら、あたしの頬を撫でる。