『ははっ。嬉しいな。……あ、ごめん乃愛。俺、これから会議なんだ。またメールするな!』 「あっ、うん!お仕事頑張ってね!」 『おう!じゃあな』 「うん、バイバイ♪」 ――ピッ… 電話を切り、あたしはソファにもたれ掛かる。 あと30分くらいでお仕事行かなきゃ…。 自分の店だからって営業時間をおろそかにはしたくないし。 「よしっ…支度しよ」 あたしはソファから立ち上がり、ドレッサーの前に座った。