「優人さん…抱いて?」 「乃……」 「実感するまで…確かめればいいよ。あたしがここにいるって…」 あたしは彼をその気にさせたくて、自分から覆い被さった。 すると優人さんはあたしをクルッと回転させ、組み敷いた。 「優人さん、好き…」 「俺も。好きだよ……乃愛」 それから優人さんは、あたしを確かめるように……愛でるように… 激しくあたしを求めた。 そしてあたしも彼を求めた。 あたしはここにいるよって あなただけを愛してるって 伝えるように……。