「イヤぁ――――――――――――っっ!!!」



そんな言葉を叫び、夢鈴は勢いよく飛び起きた。


汗はびっしょりで、息も荒かった。



「夢鈴!?どうしたの!?」


「大丈夫か!?」



夢鈴の叫び声に驚いた由茉が慌てて傍に駆け寄った。


2人とも心配で保健室にずっといたのだ。



「嫌っ…、イヤっ…」



そう言いながら、夢鈴は手で顔を覆い、泣き出した。



「夢鈴、落ち着いて、大丈夫よ。大丈夫だから落ち着いて。私たち、ここにいるから」