「そうかな…?」


「うん、きっとそう」


「だといいな…」


「大丈夫だよ」


「…うん。ねぇ、今幸せ?」


「うん!!勿論だよ。大好きな人と一緒にいられるんだもん。

正直、まだ夢みたいに思うことはあるけど、凄く幸せ。

勇矢、意外とモテるから、たまにそう思っちゃうだけだから」


そう嬉しそうに、幸せそうな笑顔で言う由茉が羨ましく思えた。


私にはどうやってもきっと、ムリだから…。


「それ程、勇矢が好きなんだね。…何かいいね。そう思える恋。

私も本気でそう思える相手、欲しいな…。本気で好きになれる人が欲しいよ…。

本気で信じられる本当の恋」


「夢鈴…(まだあのこと引き摺ってるんだ…)」


「あっ!!ご、ごめんね。何でもないから今のは忘れて!!」