あの日から連絡を取らなくなってから、もうどれくらい経ったのかな…?


もう、かなり経った気がする……半年は経ったのかな…。


ねぇ、透夜は今何をしているの?


私のこと…忘れちゃったからなの?


それともキライになったから?


でも…、嫌われてもいい…もう1度貴方と話がしたいの、透夜…。


授業にも身が入らず、いつもボーっと窓の外を見詰めている夢鈴を、

勇矢も由茉も心配していた。


「り…、ゆり、夢鈴っ!!」


「えっ、あっ、由茉。…あれっ、授業は?」


「とっくに終わったわよ。どうしたの?またボーっとして」


「えっ…。…ううん、何でもない」