その日の夜、夢鈴は元気を失くしていた。



嫌われちゃったのかな…?


そうよね…、こんな私みたいな女、嫌よね。


でも、どうして…?


どうして嫌われたって思うと、こんなにも胸が苦しくて痛い…の?


どうして…こんなにも悲しくて辛いの?


もう2度と、誰も信じないって…、人に関わらないって決めたはずなのに…っ!!



夢鈴の瞳から一粒の涙が零(こぼ)れ落ちた。


そのまま一晩、泣き明かす夢鈴だった。



その日から透夜からの連絡は途絶えたまま、自分からもすることが出来ないでいた…。


そのまま時間だけがあっという間に過ぎていくのだった…ーーー。