透夜と出会ってからもう何ヶ月が経とうとしていた。


あの日から、よく会うようになっていた私たち。


そして、今日の放課後も会う約束をしていた。


「（透夜まだかなぁ～）」


だんだんと私は透夜と会うのが楽しみになっていた。


自分でもそれが不思議でしょうがないんだけどね。


「お待たせ。ごめん、待ったか？」


「ううん、さっき来たところだよ。それより、仕事は平気なの？」


「あぁ。色々と時間の工夫してるからな」


「そっか、ならよかった（本当は忙しいのに…ごめんね）」


「よっし、じゃぁ行くかっ」