もう、誰も好きになんてならないって決めたんだから。


このまま一緒にいたら、私が保てなくなっちゃう。


あの人に関わっちゃいけないの。


そう思っても、この胸の高まりは抑えられそうになかった。



だけど…、

その決意は悲しくも次の日に崩れることになるだなんて思いもしなかった…。


そしてこのことで、これからの私の運命を変えられることになるなんて、

このときまだ私は思いもしていなかったんだ。


この出会いが私の運命を変えるだなんてね。


このときから、私の、私たちの運命の歯車が少しずつ回りだし、

運命の糸が絡まり始めていたの…――――。