Eternal Love -永遠の想いを君に-

[透夜side]


「えっ…、でも」


「大丈夫よ。私が許可するわ。私も行くし」


「(少し面白そうだし…)じゃぁ、お言葉に甘えて」


こうして俺たちはことの成り行きで一緒に行くことになった。


初めて会ったのに、なんでこんなことになったんだろうか。


絡まれている夢鈴を何故か俺はほっとけなかったんだ。


もともと、女は苦手な方。


まぁ、俳優なんてやってれば騒がれるのは当たり前のことだけど、女は特に五月蝿い。


最近、やっと名が知れ渡るようになって、

世間に少しずつ認められている気がして嬉しいことは嬉しい。


ファンの存在だって、ありがたい。


だけど、中には厄介なファンも多いんだ。