「よかった~…、やっと気が付いて。

いつもより眠っている時間が長かったから心配したんだよ?」


「ごめん…(そっか、私また倒れて…)」


「じゃあ俺、先生に知らせて来るわ」


「あっ、うん」


「大丈夫?」


「うん、ごめんね。また心配掛けちゃって」


「いいのよ、そんなこと気にしなくて。ねっ?」


「・・・うん…(ありがとう、由茉)」


そんなところに先生と勇矢が入って来た。


「藤林さん、大丈夫?」


「あっ、はい」


「うん、顔色も良くなって来たわね。運ばれて来たときは、

顔が真っ青だったから、心配してけど、大分良さそうね」