何故コウナッタ。 戦隊もののスーツを着た俺は敵を蹴り倒しながらそんなことを考えていた。 ことの始まりは数十分前に遡る━━━━━・・・・・ 「君さっき暴漢を倒した人だよね?」 「え、ええ」 知らない人に話しかけられ、警戒気味に頷く。 するとその男は顔を輝かせて、俺の手を握った。