「なんでいつもは率先して盛り上げる矢川が今日はそんな冷めてんだよ!」


「疲れてるから」




俺の素っ気ない答えに諦めたのか隼人は黒板に必要事項を書き出した。




「楽しみだねぇー、華鈴」


「…………楽しみだけど、眠い…」




ふあ~とあくびを漏らすと凪がクスリと笑った。




「昨日、遅くまでみんなの予定合わせたりしてだからだよ。 隼人君に任せれば良かったのに」


「だって、そうでもしなきゃいつまでも決まらなかっただろ~し」


「言えてるけどね」




凪のいうとおり隼人に任せれば良かったかもしんない。


40人全員が休みの日——しかも、それが2日連続の日を探すとか、かなりきつかった。


結局、何人かは予定をずらしてもらうことになったけどさ……。