「おっふたりさ~ん♪」
「きゃ!!!」
2人でなんとなく空を見上げていたら、
一条くんが後ろにいた。
「……全然気づかなかったよ、いつからいたの?」
私が驚いていると
和泉くんがくすくす笑いながら「壱は存在感ないからね」なんと毒を吐いてた。
ううむ、こんな和泉くん見たことない。
「和泉ひでぇ」
「壱こそ、ふたりきりのところ邪魔するなんて趣味悪すぎじゃない?」
「……あー。そんなこと言うんだー」
一条くんは口を尖らせる。……可愛くない、って言ったら怒るかな。
「チャイム鳴って授業始まってるのに天宮さんと和泉くんがいな~い!って教室で子猫ちゃんたちが戸惑ってるから知らせに来たのに!ひどい!」
「えええ!?チャイム鳴ってるの!?」
全然気づかなかった!!
和泉くんは興味なさそうな顔で、一条くんを睨んだ。
「そんなつまらない理由で来たの?」
「つまらないってお前さん……。一応優等生の仮面被ってるだろ……」
「んー、もう必要ないかなって」
「……だめだぞ。巻き込んだら」
「……どうして?愛は地球を救うんだろ?」
2人の会話がよく理解出来ない。
一条くんは首をかしげている私を見て、悲しそうな顔を浮かべた。

