「い、今のは違うの!あの、ほら……言葉のアヤみたいなもので…
そのぅ……えっと……そのぉ……」
「友達として好きってことかな?」
「あ、うん!そう、そうなの!!」
天下の和泉刹那に愛の告白なんて、
大それたこと私には出来るはずない。というか好きになる資格すらないし……。
なのに、変なこと言っちゃったよ~!!私のバカ、バカ。
「でも、嬉しい」
自己嫌悪している私に優しい声が降ってきた。
和泉くんが無邪気に笑っている。
その表情を見ると私も嬉しくなってしまった。自然とこちらまで笑顔になる。
「――俺も、好きだよ」
「ふぇ!?」
急にそんなこと言うなんて、心臓に悪いったらありゃしない。
“俺『も』友達として好きだよ”って意味なのに。
変な期待をしてしまう私って……うーん、やっぱり相当バカなのかな……。
屋上の手すりに思いっきり体重を預け、
空を見上げる。頭がお天気にやられてるのかもしれない。というか絶対そうなんだ。
「……くすくす。天宮さんって本当……、擦れてないよね」
「??どういう意味?」
「……さあ?」
質問を質問で返され、どう会話を続けたらいいのか分からない。
ちらりと横目で彼を見ると、
ニコニコしていていつもより上機嫌なのが見て取れた。
……まぁ、和泉くんが笑っているならヨシとするか。
我ながら、相当彼のことが好きみたいだ。

