「にしても、心配したよー。単なる体調不良?」
「うん。そうだよ、ごめんね心配かけて」
「ううん。なら良かったーっ。ほい、ココア」
お盆のココアのカップを一条君が手渡してくれる。
「……ありがとう」
ちらりと海斗を見ると、へそを曲げたままコーヒーを飲んでいた。
ううっ。
ちょっと言い過ぎたかなあ……。
でも初対面の人にあそこまで言うことないのに。
いつもは海斗、私より愛想良いはずなのになぁ。
どうしちゃったんだろ……。
「今日さぁ、和泉もいねぇしマジつまんなかったよー」
「あ……そうなんだ……」
やっぱり和泉君も学校休んだんだ。
「アイツにさぁ、携帯かけたら『心配ないから、家に来るな』って釘さされて!転入生ちゃんのところへ行った後寄ろうと思ってたのによぉ」
……和泉君、
ちょっと様子変だったから、一条君には見られたくなかったのかなぁ。

